FC東京武藤嘉紀チェルシーからオファーを受けていることが明るみに出た。これを受けて海外メディアが報道を開始したことで、海外サポーターもこの移籍に注目しはじめている。

武藤の名前は、日本代表初選出から間もないためか、海外サポーターには浸透していないようすで、チェルシーのファン・フォーラムでは「ボールを持つのが得意な選手」「アジア人選手がもっと必要なのは理解できる」など、プレースタイルは断片的にしか伝わっていないようだ。

チェルシーは余剰戦力を多く抱えてることから、現在セリエAのフィオレンティーナにレンタル移籍しているエジプト出身のモハメド・サラーのように、獲得してもすぐにレンタルに出されるのでは? と懸念するファンも少なくない。

また、横浜タイヤとのメインスポンサー契約を結んだばかりのチェルシーが今夏、日本へツアーすることとリンクしているのでは? との憶測も流れている。サポーターからは「日本人スポンサーを喜ばせ、日本人サポーターを獲得するために、日本人の若者と契約しないでほしい」「すべての人にとって時間の無駄だ」と厳しい意見もでている。

武藤自身は「まだ何も決めていない」とコメントしている通り、移籍は今後の契約交渉次第だ。ただし、現時点では気鋭の日本人ストライカーの海外移籍が厳しいものになると見ている地元サポーターが非常に多いのは事実である。